都合のいい女の条件
「お風呂いただきましたー」
「はい。どうぞ」と麦茶を渡された
なんか…
「さっきから行動を読まれてる気がする」
「ふふっ。そんなことないですよ」
ベランダに行った
「輝さん、メグさんの二次会の件なんですけど…」
忘れてた
服装だったり
会費以外に何か持っていくべきか等々を聞かれた
まあ、20歳じゃね。冠婚葬祭の経験は少ないわな
「分かりました。ありがとうございます
あと、二次会に行く時間は受付なので
早めの方がいいですよね?」
「だな。
幹事ともちょい打ち合わせして
景品運んで、受付だから」
ん?
「車に乗ればいいじゃん」
「輝さん、車で行くんですか?」
「んー、景品運び頼まれたから」
「では、お言葉に甘えてご一緒させてください」
左手にあった煙草を灰皿に押し付ける
「そろそろ寝るか」