都合のいい女の条件

 
だいぶ客が集まった。そろそろ始めたいんだが。



「響子、どれぐらい来てる?」

「あとお二人です」



「遠藤たちは?」

「別室にいます」



「5分後に新郎新婦入場するから、伝えておいて」

「分かりました」





順調にプログラムは進み、乾杯を経て歓談になったところで響子の元へ戻る


「どうだ?」

「やはりお二人が来ていません」



「分かった。計算は?」

「合ってます」


「ん。お疲れ。ご飯食べておいで」



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