都合のいい女の条件
フーと息をつく
まだまだこれからだ。気を抜くな
「輝先輩、遠藤先輩が呼んでます」
「分かった」
急いで遠藤の元へ
「どした?」
「山口先輩は?」
「その話はあとで。で、何の用?」
「急にメグの昔からの知り合いがスピーチしたいとか言っているらしい」
「分かった。この後に入れる」
次は竹田の所へ
「竹田、途中でスピーチ入ったから二度目の歓談の時にスライド流して時間調整するから。
音響の子にも伝えておいて」
「分かりました」
やれやれ。少しだけ時間がある。座ろう
ふと響子を見た
会社の同僚たちだろうか。数人と談笑してる
良かった。楽しそうだ
しかし
なんだあの隣の男は
妙に響子にくっつき過ぎじゃないか?