桜梅〜君の事を忘れない〜
あれからすっかり、クラスメイト達は凪流をいじめなくなった。
それどころか、優しく、仲良くしてるぐらいだ。
突然の出来事に凪流は戸惑っている様だ。
もちろん、凪流は私が土下座しているところを見ていない。はず。

「凪流、よかったね。」
「うん、でも何でだろう。」
「まっ、まぁ·········よかったじゃない!」

無理矢理だった。でも、いじめられなくなるなら、それでいい。そう思っていた。
凪流は友達もいっぱいで、楽しそうだった。
でも、凪流は他の友達と帰ってしまうので、少し、寂しかった。
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