仮面を被った高校生
2
「なぁなぁ!」
昼休み、一人で居たいときに限って絡んでくる俺の友達
「なぁなぁ!……聞いてる?」
「聞いてるよ、そんな騒がなくてもいいよ悠木」
「そうしないと響は反応しないだろ」
「今日は眠い、寝させてくれ」
「分かったよ、仕方ない、5,6限は?」
何を言うんだ?寝るのだからサボるに決まってるだろ
「サボる」
「了解!あ、放課後言いたいことあるから」
「んー、忘れなかったらな」
後ろから”絶対忘れるなよ!”とか聞こえたけど気にしない
とういか気にしたら負けだと思ってる
屋上へ行くのに時間はかからない
自分の教室から西端のある階段を上れば屋上への扉である
うちの学校の屋上は鍵が閉まっていて出入りが出来ない
だがピッキングの練習をしていたら開け方を覚えてしまった
なんて誰に説明しているわけでもない一人でくだらないことを考えているうちに
屋上ドア前に着いた。
いつもの癖で鍵が閉まっていると分かっていてもドアノブを捻って……あれ?
開いてる。今日は解放日か?いや年中しまってるからそんなことはないはず
もしもの時のために。とリーダーに渡されたワルサーPPKを胸元のショルダーから取り出し
校内で銃声がしたら大騒ぎになるだろうからサプレッサをつけておく
「大丈夫、ここは学校だ」
と他の人に聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟き
背を壁につけ銃を構える。
ドアを思いっきし開き腕を引っ込め5秒……たったら壁から乗り出し
右、いない。左、いない。
?いないはずがない、じゃぁなんで開いて……
思いっきり振り向いて銃を構える
「その物騒なもんおろしなよ。今ならまだ、撃たないであげるから」
銃口の先にはベレッタを持った女がいた
「あら?それ、貴方がそんな物構えて言っても説得力無いですよ?」
「反抗する気か?」
「……えぇ」
「そうか、なら」
左側へと走る、フェイントをかけて右側へ体制を低くして全力疾走
からの前転で体制を立て直してワルサーを構えて
銃を撃つ、当たったところが良かった、暴発はしない。
「やっぱり先輩ですね」
「は?」
何を言ってるんだコイツは、俺の記憶を遡ってもこんな後輩は知らない
「誰だか分からないって顔してますね、ブラッド」
「…………ホワイトか?」
どうやら合っていたらしく彼女は”よく分かりましたね先輩”といって笑った
「なんでここに?てかお前の本名知らないんだけど」
「サボるためにここに来ました。名乗るときは自分からって教わりませんでした?」
「俺の名前は響だ、村雨響(むらさめひびき)3年2組在籍」
「私の名前は若葉、菊月若葉(きくづきわかば)です2年3組です」
「そうか、そういえば昨日の、大丈夫か?」
昨日、昨日撃たれていたが被弾したかどうか、だとても気になる
「あ、はい。左腕に一発当たっただけです」
「大丈夫かよ……」
彼女。…若葉は撃たれであろう所を指さして笑っているが
そこは骨がある場所だし筋肉組織が崩壊しているはずだ、
「それよりも先輩のその包帯って……」
「ん?あぁ、一発かすっただけだよ」
「夜、ここが痛くてさ。寝返り打ったときに……」
「想像するだけで痛いです。同情します」
アレは痛い、頭の重みでパックリいくからな
「だから夜寝れなかった分今寝る」
「膝枕してあげます」
「は、は?」
「眠いんでしょう?なら膝枕してあげます」
「拒否権は?」
「ないです!」
笑顔で言うな、泣きたくなる
……教室からライフルを持ってくれば良かったと後悔している
俺を恨むなよ若葉
「先輩、後方から」
「分かってる、あまり遠くないな。ここからでも狙われてるのが分かる」
狙撃するときに気配を薄くできてない、ということは
素人の狙撃か、ただ単に下手なだけか。だ
どのみちこれくらいの距離ならワルサーでも仕留められないことはない
「これくらいならワルサーで仕留められるだろ」
「でもそれなりの腕が必要になりますよ」
「現役狙撃手舐めるなよ」
「舐めたいですけど……頑張って下さい」
給水塔に上ってうつ伏せになる。
腕をできるだけのばしてサイトを覗く
ありがたいことに太陽は後ろにある、
そのおかげで俺の頭を狙っているても太陽がスコープに反射して位置特定しやすくなる
リアサイトとフロントサイトを合わせ狙撃点を探す、
学校向かいにあるマンションの3階から狙われていた
サイトを敵であろう場所に合わせ引き金を引く。
「先輩、ヒットです」
なんで見えるんだよ
「……なんで見えるんだ、とか思ったけどペン型の望遠鏡かよ」
「はい、リーダーさんから渡されました。」
「俺も要求しよ。」
「よく当たりましたね。ハンドガンですよねそれ」
「あぁ、3ドットタイプのワルサーPPK/Sだ、トリガースプリングを切って軽くしてある。」
「打ちやすくて狙いやすい、ですか」
そして俺はスナイパーを仕留めてから急に眠気が襲ってきた
「眠い……寝る……おやすみ」
昼休み、一人で居たいときに限って絡んでくる俺の友達
「なぁなぁ!……聞いてる?」
「聞いてるよ、そんな騒がなくてもいいよ悠木」
「そうしないと響は反応しないだろ」
「今日は眠い、寝させてくれ」
「分かったよ、仕方ない、5,6限は?」
何を言うんだ?寝るのだからサボるに決まってるだろ
「サボる」
「了解!あ、放課後言いたいことあるから」
「んー、忘れなかったらな」
後ろから”絶対忘れるなよ!”とか聞こえたけど気にしない
とういか気にしたら負けだと思ってる
屋上へ行くのに時間はかからない
自分の教室から西端のある階段を上れば屋上への扉である
うちの学校の屋上は鍵が閉まっていて出入りが出来ない
だがピッキングの練習をしていたら開け方を覚えてしまった
なんて誰に説明しているわけでもない一人でくだらないことを考えているうちに
屋上ドア前に着いた。
いつもの癖で鍵が閉まっていると分かっていてもドアノブを捻って……あれ?
開いてる。今日は解放日か?いや年中しまってるからそんなことはないはず
もしもの時のために。とリーダーに渡されたワルサーPPKを胸元のショルダーから取り出し
校内で銃声がしたら大騒ぎになるだろうからサプレッサをつけておく
「大丈夫、ここは学校だ」
と他の人に聞こえるか聞こえないかぐらいの声で呟き
背を壁につけ銃を構える。
ドアを思いっきし開き腕を引っ込め5秒……たったら壁から乗り出し
右、いない。左、いない。
?いないはずがない、じゃぁなんで開いて……
思いっきり振り向いて銃を構える
「その物騒なもんおろしなよ。今ならまだ、撃たないであげるから」
銃口の先にはベレッタを持った女がいた
「あら?それ、貴方がそんな物構えて言っても説得力無いですよ?」
「反抗する気か?」
「……えぇ」
「そうか、なら」
左側へと走る、フェイントをかけて右側へ体制を低くして全力疾走
からの前転で体制を立て直してワルサーを構えて
銃を撃つ、当たったところが良かった、暴発はしない。
「やっぱり先輩ですね」
「は?」
何を言ってるんだコイツは、俺の記憶を遡ってもこんな後輩は知らない
「誰だか分からないって顔してますね、ブラッド」
「…………ホワイトか?」
どうやら合っていたらしく彼女は”よく分かりましたね先輩”といって笑った
「なんでここに?てかお前の本名知らないんだけど」
「サボるためにここに来ました。名乗るときは自分からって教わりませんでした?」
「俺の名前は響だ、村雨響(むらさめひびき)3年2組在籍」
「私の名前は若葉、菊月若葉(きくづきわかば)です2年3組です」
「そうか、そういえば昨日の、大丈夫か?」
昨日、昨日撃たれていたが被弾したかどうか、だとても気になる
「あ、はい。左腕に一発当たっただけです」
「大丈夫かよ……」
彼女。…若葉は撃たれであろう所を指さして笑っているが
そこは骨がある場所だし筋肉組織が崩壊しているはずだ、
「それよりも先輩のその包帯って……」
「ん?あぁ、一発かすっただけだよ」
「夜、ここが痛くてさ。寝返り打ったときに……」
「想像するだけで痛いです。同情します」
アレは痛い、頭の重みでパックリいくからな
「だから夜寝れなかった分今寝る」
「膝枕してあげます」
「は、は?」
「眠いんでしょう?なら膝枕してあげます」
「拒否権は?」
「ないです!」
笑顔で言うな、泣きたくなる
……教室からライフルを持ってくれば良かったと後悔している
俺を恨むなよ若葉
「先輩、後方から」
「分かってる、あまり遠くないな。ここからでも狙われてるのが分かる」
狙撃するときに気配を薄くできてない、ということは
素人の狙撃か、ただ単に下手なだけか。だ
どのみちこれくらいの距離ならワルサーでも仕留められないことはない
「これくらいならワルサーで仕留められるだろ」
「でもそれなりの腕が必要になりますよ」
「現役狙撃手舐めるなよ」
「舐めたいですけど……頑張って下さい」
給水塔に上ってうつ伏せになる。
腕をできるだけのばしてサイトを覗く
ありがたいことに太陽は後ろにある、
そのおかげで俺の頭を狙っているても太陽がスコープに反射して位置特定しやすくなる
リアサイトとフロントサイトを合わせ狙撃点を探す、
学校向かいにあるマンションの3階から狙われていた
サイトを敵であろう場所に合わせ引き金を引く。
「先輩、ヒットです」
なんで見えるんだよ
「……なんで見えるんだ、とか思ったけどペン型の望遠鏡かよ」
「はい、リーダーさんから渡されました。」
「俺も要求しよ。」
「よく当たりましたね。ハンドガンですよねそれ」
「あぁ、3ドットタイプのワルサーPPK/Sだ、トリガースプリングを切って軽くしてある。」
「打ちやすくて狙いやすい、ですか」
そして俺はスナイパーを仕留めてから急に眠気が襲ってきた
「眠い……寝る……おやすみ」