日々
4歳の頃は比較的落ち着いていたと思います。
ただ1つあの事件はのぞいて…。
ここからは子供の頃の感覚でお話します。

それはある夕暮れの事でした。
友達のYちゃんとそのお姉ちゃんであるMちゃんと遊んでいた時のことです。保育園の一室にプラスチックでできた滑りたいがあり、その上にバランスボールが乗っていたのです。そこで遊んでいた私はYちゃんがバランスボールに乗っていたので真似することにしました。これが悲劇だったのです。
バランスボールに乗った私は見事に転げ落ち、後ろにあった壁の角に頭をぶつけたのです。人の頭というのはもろいもので、パックリ割れてしまいました。泣きじゃくる私の声を聞きYちゃんが先生を呼んできてくれました。その時は、痛いのと同時に、なぜかみんなが私に優しくしてくれました。
そして、急いで迎に来たママに連れられて私が産まれた病院に向かいました。
病院に着くとパパもいてビックリしました。
そこから、集中治療室に連れていかれ、麻酔もないまま頭にホチキスをバチンッってされました。すごく痛かったです。たぶん。
そして、脳に異常がないかチェックして帰ることになりました。
帰り道、ママが今までにないくらい優しかったのは今でも覚えています。

そんなことがあった4歳でした。
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