叙情
お試し彼氏継続中
翌朝、私が起きた時には
もう総一の車も姿もなく・・・
ほんとに、仕事行ったんだ・・と
ここで現実味がでてきた。
シンクには、夜食べたごはんの食器と、ケーキのクリームがついたお皿にフォークがあり
昨夜の総一とのキスを再び思い出してしまう。
そんな回想に耽っている中
インターフォンが家に鳴り響き
液晶画面で確認すると
あれ・・・・
そういえば・・・
慌てて、玄関の扉を大きく開けた。
「ご、ごめん。まだ
何の準備もしてなくて
すぐ、すぐ終わらせるから
ちょっと待ってて下さい」
リオンくんが
10時に迎えにくるというのを
すっかり忘れていた。
「急がなくてもいいよ。
車の中で待ってるから
ゆっくり準備しておいで」
何て・・・優しいんだろう。
嫌な顔一つしないどころか
笑顔でそんな事を言ってくれるなんて・・・
って、感動してる場合じゃない。
そんな優しい人だからこそ
なおさら待たせたらいけない。
総一に教えてもらったメイクをして
寝癖は・・・・
頭から水をかけ
素早くタオルで拭き
手ぐしで整え
そのまま家の鍵をすると
リオンくんの車に乗り込んだ。
もう総一の車も姿もなく・・・
ほんとに、仕事行ったんだ・・と
ここで現実味がでてきた。
シンクには、夜食べたごはんの食器と、ケーキのクリームがついたお皿にフォークがあり
昨夜の総一とのキスを再び思い出してしまう。
そんな回想に耽っている中
インターフォンが家に鳴り響き
液晶画面で確認すると
あれ・・・・
そういえば・・・
慌てて、玄関の扉を大きく開けた。
「ご、ごめん。まだ
何の準備もしてなくて
すぐ、すぐ終わらせるから
ちょっと待ってて下さい」
リオンくんが
10時に迎えにくるというのを
すっかり忘れていた。
「急がなくてもいいよ。
車の中で待ってるから
ゆっくり準備しておいで」
何て・・・優しいんだろう。
嫌な顔一つしないどころか
笑顔でそんな事を言ってくれるなんて・・・
って、感動してる場合じゃない。
そんな優しい人だからこそ
なおさら待たせたらいけない。
総一に教えてもらったメイクをして
寝癖は・・・・
頭から水をかけ
素早くタオルで拭き
手ぐしで整え
そのまま家の鍵をすると
リオンくんの車に乗り込んだ。