叙情

仲直り食事会

それから、4日ほど経った頃


「真弓ちゃーん」


玄関で私の名前を叫んでいる声がし、玄関へ行ってみると


大きな紙袋を提げた
まひろさんが立っていた。



「今夜、夫がいないから
みんなで食事しない?」



そう言いながら

大きな紙袋を私に掲げるように手渡した。



「ちゃんとしたお店の料理だから美味しいよ。
真弓ちゃんの友達とかも呼んでいいし。
ほら、いっぱい食べ物買ってきたから。
あと、飲み物買ってくるから
総ちゃんが帰ってきたら言っといて。
6時頃、また来るね」



そう慌しく言うと
玄関を後に行ってしまった。



紙袋の中を見ると
高そうな惣菜が
たくさん入っている。


お皿に並べるにも
こんなに多くの種類入れるほどのお皿はあるはずもなく・・・


容器のまま出すしかない・・か。


っていうか・・・机・・

どうしよう。


まひろさんは、机がないと嫌って言ってたし・・・


かと言って総一はなくていいって言うし・・・


やばい・・・

こういう場合・・どうすればいいのだろう。



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