叙情
「可愛いでしょ?」
得意気にリオンくんは
そんな事を言っているけれど・・
「何かタイプ変わったんじゃない?」
私の顔を上から下まで見ながら
完全に鼻で笑われている・・。
「そう?俺、別にタイプとかなかったけど」
「うそばっかり。
同じようなタイプとしか浮気してなかったくせに」
「あははは、そうだっけ?
もう忘れた」
「相変わらず最低男みたいね」
「うん、最低男健在っスね。
んじゃね。ばいばいカナミちゃん。
帰ろ、真弓ちゃん。はい手」
そう言いながら
私の手を取り
引っ張るように店を後にした。
「ちょっ!?リオン!!」
そんな女性の怒った声が聞こえていても
無視するように
私の手を引き、スタスタと歩いている。
そして
「真弓ちゃん、可愛いのあった?」
「へっ!?」
何もなかったかのように
話題が変わっている。
「帰ったら見せてね」
そう言いながら
何だか、悲しそうに笑っている姿を見ていたら
聞いたらいけない、聞くべきではない事だと・・・
そう察した。
得意気にリオンくんは
そんな事を言っているけれど・・
「何かタイプ変わったんじゃない?」
私の顔を上から下まで見ながら
完全に鼻で笑われている・・。
「そう?俺、別にタイプとかなかったけど」
「うそばっかり。
同じようなタイプとしか浮気してなかったくせに」
「あははは、そうだっけ?
もう忘れた」
「相変わらず最低男みたいね」
「うん、最低男健在っスね。
んじゃね。ばいばいカナミちゃん。
帰ろ、真弓ちゃん。はい手」
そう言いながら
私の手を取り
引っ張るように店を後にした。
「ちょっ!?リオン!!」
そんな女性の怒った声が聞こえていても
無視するように
私の手を引き、スタスタと歩いている。
そして
「真弓ちゃん、可愛いのあった?」
「へっ!?」
何もなかったかのように
話題が変わっている。
「帰ったら見せてね」
そう言いながら
何だか、悲しそうに笑っている姿を見ていたら
聞いたらいけない、聞くべきではない事だと・・・
そう察した。