叙情
「建野さーん、お昼一緒する?」


「うん、いいの?」


リオンくんと映画に行った時会った4人組が誘ってくれている。


「いいよー」


居心地悪くするのも、良くするのも
自分次第なんだから・・・


そう考えると、何だか

少し肩の力が抜けた気がした。


学校近くのコンビニから

総一に電話をし


そのまま2人で買い物をして
家に帰り・・・


2人だけで
のんびりとした時間を過ごす。


この何気ない日々が

本当に幸せで・・・・


幸せなんだけど・・・・


寝る前にキスを交わし


「おやすみ」


そう言って寝てしまう総一に
段々・・・・



「意気地なし・・・」


「ん?何か言ったか?」


腹が立ってきている。

キスだけでもいい。

だけど、欲張ってしまうんだ。

もっと・・・総一を感じたい。

ちゃんと・・・愛されたい。
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