叙情
「え、ちょっ!?ひゃっ
やっ・・・」


「時間かけねぇと
痛いのイヤだろうが。
おとなしくしがみついとけ」


恥ずかしいのに
声が出て、体が勝手に動いて

そんな状態が
もう何十分続いてるだろう。





「そろそろいいか・・・
力抜けよ?」


「え・・んっ・・・!?いっ・・!?」


「大丈夫か?やめとく?」


「だ・・大丈夫・・・」


「動くぞ?」


「うん・・んっ・・・あ」



痛いのなんて一瞬で・・・


もう、何が何だか分からず


総一に抱きつくように
しがみつき・・・



気がついた時には

濡れタオルで
私の体を拭いてくれている総一の姿がある。


とっさに


「じ、自分で・・・」


と言うけれど、下腹部の鈍痛に
顔が歪んでしまった。
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