叙情
そんな近所迷惑な車で
ドラッグストアへと行き
髪のカラー剤や、髭剃りを買い
「真弓には、これな」
そう言いながらカゴの中に
化粧品を放り投げた。
「化粧するの?」
「元のパーツはいいんだから
ちょっと手加えれば
すぐ彼氏でも何でもできるような顔に仕上がるぞ。
ついでに、化粧水もか」
私の為に、いろいろなメイク用品を買ってくれる総一を見ながら
うれしいのか悲しいのか分からなくなってきている。
ラブホへ到着し、部屋へ入るなり
そのままバスルームへ行き
お湯を溜め始めた。
「よし、まずは
真弓の髪から染めるか」
張り切ったように
私の髪に薬剤を塗りこみ
「はい、俺のして」
私は、総一の髪を染め
「眉毛もするかー」
という言葉と同時に
私の眉にも、総一の眉にも
白い薬剤が塗られ
頭にはラップを巻き
何とも言えない2人の姿に
「ラブホ来て、こんな事すんの俺達だけかもな。ははは」
2人して笑っている。
ドラッグストアへと行き
髪のカラー剤や、髭剃りを買い
「真弓には、これな」
そう言いながらカゴの中に
化粧品を放り投げた。
「化粧するの?」
「元のパーツはいいんだから
ちょっと手加えれば
すぐ彼氏でも何でもできるような顔に仕上がるぞ。
ついでに、化粧水もか」
私の為に、いろいろなメイク用品を買ってくれる総一を見ながら
うれしいのか悲しいのか分からなくなってきている。
ラブホへ到着し、部屋へ入るなり
そのままバスルームへ行き
お湯を溜め始めた。
「よし、まずは
真弓の髪から染めるか」
張り切ったように
私の髪に薬剤を塗りこみ
「はい、俺のして」
私は、総一の髪を染め
「眉毛もするかー」
という言葉と同時に
私の眉にも、総一の眉にも
白い薬剤が塗られ
頭にはラップを巻き
何とも言えない2人の姿に
「ラブホ来て、こんな事すんの俺達だけかもな。ははは」
2人して笑っている。