叙情
「ちなみに、俺ん家
すぐそこなんだけど」
リオンという男性の指差す方を見ると
ホームセンターの横に
2棟並んでいるアパートがあった。
「んじゃ、行こ」
そう言いながら
可愛い顔で私に笑いかけると
手を握り
アパートの方へ歩き始めた。
初対面で手握るのか・・・
というか、いや
そもそも初対面で
お試しで付き合うとか
総一も含め
この人達は
一体、どんな恋愛をしてきてるのだろう。
男と付き合った事ない私には
理解できないわけで・・・
「散らかってるけど
どぞ」
鍵もかけず出かけていたらしく
そのまま普通に玄関が開くという
無用心にもほどがある。
「・・・・・」
たしかに、たしかに
散らかってるとは聞いたけど
えーっと・・・・
「あ、踏んづけながら
奥の部屋行っていいよ」
玄関で立ち往生してしまっている私に気づき
平然とした様子で言うと
床に散らかっている服や本などを普通に踏みながら
中へと突き進んで行った。
すぐそこなんだけど」
リオンという男性の指差す方を見ると
ホームセンターの横に
2棟並んでいるアパートがあった。
「んじゃ、行こ」
そう言いながら
可愛い顔で私に笑いかけると
手を握り
アパートの方へ歩き始めた。
初対面で手握るのか・・・
というか、いや
そもそも初対面で
お試しで付き合うとか
総一も含め
この人達は
一体、どんな恋愛をしてきてるのだろう。
男と付き合った事ない私には
理解できないわけで・・・
「散らかってるけど
どぞ」
鍵もかけず出かけていたらしく
そのまま普通に玄関が開くという
無用心にもほどがある。
「・・・・・」
たしかに、たしかに
散らかってるとは聞いたけど
えーっと・・・・
「あ、踏んづけながら
奥の部屋行っていいよ」
玄関で立ち往生してしまっている私に気づき
平然とした様子で言うと
床に散らかっている服や本などを普通に踏みながら
中へと突き進んで行った。