おまんじゅう


感知機の示す方へ目を向ければふっくらとしたおいしそうな饅頭がポツンと何故かおいてあった。
❪ シュッ❫←瞬速
「獲ったどぉぉぉーーーーー!!!!」
どこかのテレビ番組のセリフを大声で叫びながら手にした饅頭を高く上にかざす。
「何や、今日一日学校お疲れさんてゆ意味でどっかの親切な人がうちのために置いててくれたんかな♪」
上げた手をおろしなんとま。そのまま食べようとした
「ほな、お言葉に甘えていたたぎますぅ」
と口にしようとした瞬間。
ビューーーーーーーーン!!!
大きな横風が吹き、千春わバランスを崩し前のめりになった。
コロコロコロコロ……。饅頭コロコロ。
「いやぁーーー!!お待ちなってーーや!!」
と饅頭をおっける千春。転がる先にある溝に気づき勢いをつけてさらに追っかける。
(あかん。このままやったらうちの子がおっこってまう!
・・・・。よしゃ。いこっ。)
と何かを決心した千春。
「おっりゃぁーーーーー!!」

饅頭にしか脳のない彼女が行ったのは

「おーーーまん。じゅうーーー❪ガシッ❫!!」
滑り込みでした。
「よっしゃ!何とか間におーt・・・・。

ぎゃぁぁぁぁああああー!」
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