On Your Marks…~君と共に~



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気がつけば、あたしはとある競技場のスタンドに座っていた。



……あれ?



あたし、瞬の応援していたら……確か気を失っちゃって……。



なんて、あたしこんなところにいるんだろう。



あたしはゆっくりと立ち上がろうとして足に力を入れる。




「……っく」



そうだった。


右足、動かないんだった。




あたしは左足でピョンピョン跳ねて、競技場をフェンスによしかかって覗き込む。



そこには……




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