On Your Marks…~君と共に~



__あなたは、あたしの希望です。




きっとこのまま、目を覚まさない方があたしは幸せなのかもしれない。


あたしはあの世界に戻ったとき、地面を蹴りだしたくなる。



あたしには陸上しかなかった。




陸上はあたしの一部だった。



だから……




__『……諦めるのか?』




え…?



どこからか聞こえた瞬の声。

< 246 / 362 >

この作品をシェア

pagetop