『大好き』っていいね


「…お帰り…今日は混んでたんだな…」

悠哉さんがエプロン姿で出迎える。

「ただいま〜。そうなの〜。ちょーショックだわ。」

私はリビングに向かった。

「こんなに人がいるとは思わなかったのよ。ごめんね。希奈。」

お母さんは申し訳なさそうに謝る。

仕方ないよ。

「大丈夫大丈夫‼今度また行こう‼」

「男をつかめる服買えなくて残念だったな。」

秀が口をはさんでくる。

「そんなんじゃないもん。ただ服がほしいだけなのに!」

秀は「本当に〜」と言って、ソファに座った。

もう‼

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