『大好き』っていいね


「もう‼2人とも〜!親の前でそんな話しないの〜。私たちは他の部屋に行かなきゃね。」

「そうだな。」

あー。

2人の存在忘れてた。

でも、わざわざそんなことしなくて良くない?

「タイプか〜。見た目が可愛くて、性格が子供っぽい人…それとロングヘアーがいい。」

秀は顔を赤くしながら言った。

てか、スルー。

わお。

なんか意外だなぁ。

「…そ、そんなこと聞いた希奈のタイプはどんなんなんだよ!」

えぇぇぇ。

まぁ、好きな人はいるけど。

「かっこいいのは当然なんだけど、優しくて、希奈を大切にしてくれて、一緒にいてくれる人。希奈を守ってくれる人。」

すこし照れるけど、私はその人が好きだから。

「ふーん。好きな人いたんだ。」

秀はニヤニヤしながら言う。

「はぁ⁉なんでそうなんの!?」

「だって、めっちゃ詳しく説明してたし、いるんだなぁって思った。」

うぅぅ。

言い返せない。

「…確かにいるよ。希奈がその人に始めて、本当の自分を出せた人だなら。/////」

もう‼

私のばかばかっ‼

なんか、ちょーはずいよ〜。

「希奈って意外に純粋だな。」

「はぁ?意外ってどう言うこと‼」

「だって、いつもガサツで、俺に初めてあった時は全然話さなくて、みてて変って思ってたけど、やっぱり女の子なんだなぁって。」

ちょっとぐさっときた言葉もあったけど、弟でも女の子って言われるとくすぐったい。

なんか、照れる。

「…秀って、ちゃんと人のいいとこ見つけるんだね。」

「は?」

ありゃ。

私ったら何を‼

「な、なんでもない‼急に秀が変なこと言うから/////」

うん。

私って馬鹿だ〜。

「だって、いいとこなんて自然と視界に入ってくるし。」

秀……
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