『大好き』っていいね
風呂から上がり、ドライヤーをかける為部屋に来た。
洗面所においておくと、誰かに使われるし嫌だ。
ドライヤーのスイッチ押して髪を乾かす。
ふおお。
気持ち良い。
ガチャ
誰かが部屋に入ってきた。
「…竜兄////」
「髪乾かしてたんだ。俺がやったげるから、かして。」
私は頷く。
ドライヤーを渡し、髪を触られる。
ドキドキが止まない。
てか、ノックくらいしてよ。
「…今日は本当にお疲れ様。」
「うん。」
「なんか試合中に問題あったでしょ。」
見られてた。
奈菜羽の事を思うと可哀想だけど、立ち直ってくれたし、心配しなくてよくなったけど。
「あったけど…みんな頑張ってくれたし、よかったかな。負けたけど、次勝てばいいんだ。まだ、終わりじゃないから。」
「そっか。希奈強くなったな。」