『大好き』っていいね

竜兄は立ち上がってお父さんを睨む。

「…何なんだ君は!!」

「そんなのは関係無いだろ…」

竜兄…

「わがまますぎるのはどっちだよ…良い加減にしなきゃいけないのはどっちだよ。自分の娘を殴って…悩ませといて、父親ぶるのも、程々にしろよ。」

「…どこの誰だか知らんが他人が入って来るんじゃない。」

2人はすっごく怖い顔をしていた。

「…竜、兄。」

「関係ないかもしれない。けど、自分の娘を傷つける親はただの暴力ふった人だよ。親も子もねぇよ。」

そう言った竜兄はすごくかっこよかった。

大切にされてる感じがして、涙か出そうになった。