『大好き』っていいね
「希奈…お母さんに、ついて行きたかった。…もう、あなたの娘辞めるから。」

「っ…勝手にしろ‼」


そして、私と竜兄は私の部屋に来たし。

「…なぁ、希奈…。」

「…何?」

「…もし、よかったら、俺ん家に来ないか?」

私はその一言が嬉しかった。

「…うん‼…行く…。」

涙が出そうになったのをこらえた。

竜兄はまた撫でてくれた。

「早く準備していくぞ。」


そして、私は家を出た。


私、大切にされてるんだと実感する。

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