『大好き』っていいね
「こっちよ。」

トントン

「竜ちゃん?入るわよ〜。」

「どうぞ」

ガラガラ

「って、希奈?なんでここに。」

中は資料だらけだった。

「言いたい事あったから。それに、家、鍵かかってるし、メアド教えてもらってないし。だから、学校に来たんだよ?」

竜兄はそっかぁと言って資料を片付ける。

「ふふっ。じゃぁ私はこれで。お友達連れて来てるんだから、用いってあげてよ?」

ガラガラ

愛衣さんは出て行った。

「で、この人は⁇」

「あ、咲原 竜黒さん?だよ。」

「こんにちは」

竜兄はニコッと笑う。

すると、2人はきゃーと言った。

え、何事?

「かっこいいですね‼レン君に負けてませんよ‼」

「あ、ありがとう?」

竜兄は苦笑しつつ、答える。

「でも、希奈と竜黒さんと一体どんな関係?」

やっぱりそう来たか。

「えっとねぇ。カクカクしかしかと言うわけなんだよ。」

「ほぅ。羨ましいなぁ。」

そう良言い、結衣は竜兄をジロジロみる。

「ご・め・ん・ね」

私は口パクでそう言った。

それも苦笑でかえされた。
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