『大好き』っていいね
そんな事より、話題を他のにしなきゃいけない。
「あ、ちょっと気になった事だから聞いてもいい?」
「いいけど、なに?」
そう言って私から離れてくれた。
そして、首をかしげる。
ちょっと可愛いと思ってしまう。
「え、えっとねぇ。2年生なのに生徒会長だから、何でかなぁって思ったの!」
焦って喋ったので無理やり感ありありだった。
「あー、そのことねぇ。」
気づいていないのか、あははっと言って、何故か正座する。
何故、正座?
まぁ、気にしないでおこう。
「3年が生徒会長やる人いなくて、推薦にしたんだけど。選ばれた人がやる気なくて、先生がやる気無い人よりある人にやらせた方が良いって言ってさぁ。それで、面白そうだったから、立候補したら、生徒会長になれた(笑)。」
高校大丈夫なのか⁇
先生は随分適当な気がするけど、私が口出すわけにはいかない。
「それで、よく全校生徒まとめられたね。」
少し呆れつつ言う。
竜兄は、軽い感じでラッキーラッキーと言ったので、竜兄の高校はそのうち駄目になる気がした。
「うん…ありがとう?」
ある意味竜兄の学校は凄いと思った。
「じゃあ、俺やることあるし、TVみてて良いぞ。」
「わかった。」
そして、竜兄が部屋を出ていった。
それを確かめ私は、重いため息をした。
竜兄の通ってる高校は行きたくないと思った。