『大好き』っていいね
なら、仕方ない。
「希奈…お母さんと暮らす気ないから。」
お母さんはビックリしていた。
そうだよね。
だって、お父さんのこと、嫌ってると思ってるんだからね。
「あのね。希奈…お父さんと暮らしてないから…。」
私はお母さんから目をそらし、高尾山さんをチラッとみる。
高尾山さんは、時間をきにしてるのか、時計をみている。
「…希奈もお母さんに紹介?したい人がいるから。高尾山は帰って下さい。」
「え?なんで、悠哉君には紹介しないの?」
「関係ないから。お母さんの恋人だか知らないけど、希奈は、貴方がいい人だと思いませんから。」
私はそれだけ言うと公園を出た。