『大好き』っていいね

俺は宿題を始める。

が、ノートを開くと手に付かない。

希奈のことが頭に浮かんできてしまう。

泣いてる顔。

確か、兄がいたって言ってた。

俺は、希奈の兄みたいになれるのだろうか。

「はぁ。考えても仕方ないよな…。」


俺は宿題を少し進めて、寝ることした。


部屋に行くと希奈は寝ていた。

こどもらしい寝顔。

俺は希奈の頭を撫でる。

< 79 / 137 >

この作品をシェア

pagetop