『大好き』っていいね
〜やっとの就寝時間〜
ベッドに入って早々、寝息をたて、寝てしまった。
寝顔はやっぱり可愛い。
中2のはずだけど、もっと幼く見えてしまう。
誰かに甘えて生きたことがなかったんだろうな。
あ、なんか甘えてきてもらって、嬉しい。
妹がいたら、こんな感じ何だろうな。
そしたら、俺、兄バカじゃん。
シスコンだけは認めたくない。
せめて、過保護といってほしい。
俺は希奈の頭を撫でる。
「…んんっ〜…」
やっぱり、ガキ…。
いや、お子ちゃまか。
「ふっ…。」
鼻で笑う。
そして、寝る。
「…りゅ……にぃ……」
隣から聞こえる寝言で癒される。
「…おやすみ」
そう言って、目をつむった。