禁断の…
健一 side*




テストが終わって一仕事終えたな、、、







放課後、ちょっと忘れ物をしたのに気づいて、教室に向かった。








そこには…机の上に寝ている…、、、







、、、中川…??







え、なんでここで寝てるんだよ。








起こそうかとも思ったが、机の上には数学を勉強してたと分かるものがごろごろ…






頑張ってるんだな…と、関心。








とは、いっても、このまま夜まで起きなかったら、帰り困るだろ…









中川を見つめ、少々考える。











、、、と、彼女の白い肌と、サラサラの髪の毛が目にはいる。








“触れたい”







なぜかそう思う自分がいた。











ふと、何かに吸い込まれるようにして、








俺は彼女に近づいた。









そして、てを伸ばし、手のひらで、








彼女の頭を撫でていた。








「、、、ん…」









彼女はちょっとうっと惜しそうに声を出す










その瞬間










“はっ”っとして、自分のやっていることがなんなのか気がついた。










俺、なにやってんだ…








生徒に触れるなんて…







きっと、疲れてるんだろ…





そう自分に言い聞かせ、教室を出た。


< 12 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop