LOVEPAIN③

「――う、嘘!

そんな訳ない」




今にも唇と唇が触れそうなくらいに顔を近付けられて、
心臓がドキドキとしてしまう



思いっきり抵抗したら、ナツキから逃れられると分かっていても、

体に力が入らない





「嘘だよ、バーカ」


アハハ、と、そう笑われて、不快になる




「離して下さ――」



その瞬間、強引にキスをされて、
反射的にナツキの体を強く押してしまう



だけど、ナツキの力は凄く強い



この人の体は凄く細いのに、そんな風に男らしい部分に、
惹き付けられてしまう




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