LOVEPAIN③
「いい加減にしてよ……」
「広子?」
「勝手になんでも決めないでよ!
あんたなんかと結婚なんてする訳ないじゃない!
あんたなんか子供の時から大嫌いなのに!」
私はその婚姻届けを掴み、ビリビリに破いていた
「――なにすんだよ!」
そう腕を掴まれて、床に叩き付けるように押し倒された
私は負けじと、そんな須田を睨み返した
また殴られるのだと思ったけど、
須田は何も言う事もする事もなく、私から離れた