LOVEPAIN③


「――お前が来る少し前にケイにメールしたんだよ。

内緒で広子に連絡先を渡してた事と、
広子がもうすぐこの部屋に来るって」



「そうですか……」



もし、ナツキとこうなっていなくても、

この場所で須田と鉢合わせるだけで、最悪だったのかもしれない




「ケイ、あいつ、仕事抜け出して来たんだろうな?

よっぽど、お前の事が好きなんだ」


腹筋を揺らして笑っているからか、
その振動が私にも伝わる




< 235 / 474 >

この作品をシェア

pagetop