LOVEPAIN③
「――お前が来る少し前にケイにメールしたんだよ。
内緒で広子に連絡先を渡してた事と、
広子がもうすぐこの部屋に来るって」
「そうですか……」
もし、ナツキとこうなっていなくても、
この場所で須田と鉢合わせるだけで、最悪だったのかもしれない
「ケイ、あいつ、仕事抜け出して来たんだろうな?
よっぽど、お前の事が好きなんだ」
腹筋を揺らして笑っているからか、
その振動が私にも伝わる
メニュー