LOVEPAIN③

「そんな感じだから、俺がシャワー浴びてる間に、
帰っといて。

俺、今日忙しいから」


ナツキは寝室のドアの方へと行き、
今にも出て行きそう




「あ、あの、ナツキさん!」



「なに?」




思わず声を掛けたはいいが、
何を言いたいのか分からない



ナツキは、こちらを振り向いている




「あの、その……。

本当に、私なんかと付き合ってくれるのですか?」



なんで私、こんなにも下からなのだろうか……




「お前、何回言わせんだよ」


アハハ、と笑ってくれて、
それが凄く自然な笑顔で、キュン、としてしまう





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