LOVEPAIN③
「なんだよ、これ。
そりゃあ、広子がAV女優なのは分かっていたけど……」
「ごめんなさい……」
なんで謝っているんだろう、と思うけど、
謝るしか出来ない
「――あの成瀬って奴か?
あいつがお前に、
無理矢理こんな事をさせてんのか?」
須田はプレーヤーのリモコンから手を離すと、
私の肩を掴む
「違う……。
成瀬さんのせいじゃない。
自分で決めて……」
「なぁ、こんな仕事、
もう辞めてくれないか?」