ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
正常な意識を保ち続けていた俺と夏閃でなんとか皆をまとめ、6人が座れそうな席を探す。





しかし学校終わりのためか空いてる席は見事にない。





あったとしても4人がけ。カウンター席は架月ちゃんが嫌だと言ったから却下。





どうしようかと相談を始めた時。


悠が他校の女子(ギャル)7人がいる席まで無言で近づいて行った。





何するつもりだ?脅しかけるのか?



と、ちょっと不安に思いながら成り行きを見守る。





悠「あの、すいません」




ギャル1「あ?...!!」




悠「俺たち、席がなくて困ってるんです。良かったら席、譲ってもらってもいいですか?」





そう言った悠は大半の女の子を胸キュンさせる可愛い笑顔でとどめをさし、


更にはその後ろにいる残念なイケメンを指差した。





あ、ちなみに俺は入らないからね。絶対。





完全に目がハートの彼女らは快く席を譲ってくれた。





キャーキャー騒ぎながら店を出ていったを見送って、悠がニコニコ笑いながら腰を下ろす。





悠「席ゲットー♪」




黎「いやーイケメンはいいねー」




「悪用してるけどな」




悠「別にイケメンだとは思ってないけど 笑」




架「今時の女子はイケメンに弱いのかね~」




夏「あなたも今時の女子だからね」




沙「俺にも出来るかな...」




「お前には無理だ」




沙「空祈ちゃんひどぉーい」




「消えろ」




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