ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
元々精神科行った方が良さそうだったけど、



より酷くなったようだ。





悠ママさん恐るべし。





悠「母さーん、沙絃に何した訳?面倒なのがより面倒になっちゃったじゃん」



母「あらぁ~ちょっと買い物連れ回しただけなんだけどねぇ」





困ったわーとでも言いたげな悠ママさんは頬に手のひらをあてがって眉を下げた。





どんなハードな買い物だ。





架「わぁーここのエクレア好き~」



母「ホントにー?よかったぁー」





向こうは和やかな雰囲気みたいだけど。エクレア嫌いじゃないないけど。



この男どうにかして。





ただでさえアホで意味わかんねぇこと言ってんのに「おぉぉー」とか言ってますます何を言いたいのかが分からない。





夏「うぇーい。うぇーい」




「え?何この子」




黎「どうやら沙絃に汚染されたみたい」




沙「何その人が汚いみたいな言い方」




悠「あながち間違ってねぇじゃん?笑」





ソファに顔を沈めた沙絃はうぇーんと泣いていた。


泣け泣け、好きなだけ泣いてろ。





んで涙枯れ果ててミイラになれ。



埋葬くらいやってやるから。





架「ハルちゃんママさん、夏閃が死んでるんでご飯作りましょ」




母「あらあら大変」




「なんでエクレア食ってんだ!」




母「ちょっと小腹空いちゃったの~笑」




黎「あぁ!夏閃の意識が薄くなってきてる!」




悠「もうそれ救急車呼んでいいんじゃね?」




沙「俺も腹へった」





いつの間にか体操座りしてた沙絃が羨ましそうにエクレアを見つめていた。





腹も減るよ。



ただいまPM9時過ぎですよ。





俺あのまま家帰ってたら7時には晩御飯食べれてたじゃん?


風呂入ってゆっくり出来てたじゃん?




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