ポジティブGIRLと愉快なBOYたち
あのどんな可愛い子にコクられても動じない悠をこんなに惹きつけるなんてこの子ほんとすげぇよ。





架「お願いします!私に!桜葉 架月【さくらば かつき】に清き10円を!!」



悠「あ、この子沙絃とおんなじ臭いがする」





彼女の間違えた日本語の使い方に我に返った悠は真顔でそう言った。ちなみにそれ俺も思った。





自分の名前が出てきたからなのか沙絃が首を傾げながら近寄ってきて、他の2人も寄ってくる。





沙「うわ!なにこの子、めっちゃ可愛い」





見た第一印象をそんなストレートに言えるお前に今日だけ羨ましいと思ったよ。



でもいきなりそんなナンパっぽいこと言いたくない。





架「え?可愛いですって?そんなお世辞いりません~ゲヘヘ」




悠空「「...」」




夏「10円あげるからその笑い方やめようか」




架「!ありがとう!貴方はもしや女神...!?」




夏「......女神...」




黎「ぶ...っか...夏閃が女神!こんなスポーツでバリバリ日焼けした夏閃が...っ!」





ショックを受ける夏閃を黎が腹を抱えて笑い、夏閃からもらった10円を自動販売機にいれてジュースを買っている架月ちゃん。





沈黙を貫く俺と悠の横でなにやらブツブツ言ってる沙絃。





...なんだこのカオスな状況。



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