君と僕の物語
「は?」


後ろから聞こえる、低い声


振り向くと蒼がいた


「え……蒼??」


突然ざわめきだす


「「き、きゃぁー////」」


ん……??


ちょっとまって


なんでみんな叫んでるの??


蒼は蒼だよ


「なにわらってんだよ」


「光のこといじめて楽しいか??」


「俺も入れろよ」


おののきだす女子達


「ねぇ、蒼さん」


「光さんとどういった関係なのかしら??」


「それ次第では、私たちは光さんを避けなきゃならないのよ??」


さすがに鈍感な光でもわかる


この人たちは、蒼のことが好きなんだってこと


自分の鈍感さに腹が立つ


蒼はかっこいいんだってこと


今さら気づく。


よく見ると、かっこいい顔立ち


少し怖く見えるけど、優しいってことが見てわかる



「蒼…」


突然、蒼からまだ笑顔な方だった明るさが消えた
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