君と僕の物語
「お、お前…」


なんで、こんなにうまいんだ…


前に会った時より、うまくなってる


確実に…


何倍も…


「ほんと!ヘタでごめんなさい!!」


「いや、すげぇうまい…」


光…


「こんな歌、歌ってる歌手なんていないよな??」


「う、うん…」
「私が作詞、作曲したの」


はずかしい…


好きな人のためにつくった歌なのに…


「そっか!やっぱ、すげぇ、お前」


この歌って、好きなやつのためにつくったんだよな??


そう考えると、なにかが胸に刺さる…


モヤモヤする…


痛てぇ…


なんでだよ


「あ、ありがとう!!」


「いや、ガチでうまいから…」


ほんと尊敬するよ、光…


やっぱり俺には、かなわない












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