platonic love
だけど、あたしは幸せ。
神崎先輩に祝ってもらえる誕生日は、きっとこれが最初で最後だ。
『…1歳差になった!』
「…どうでもよくね」
『どうでもよくないです!!年が違うから付き合えないっていったの先輩じゃん』
「あー…そうだったな」
『忘れてるし。でも、あたし絶対この先いい女になりますから。先輩があの時離さなきゃよかったって思うような
誰が見たっていい女になります。それだけは絶対』
真剣な声に、振り向いてあたしに優しく笑いかけた神崎先輩は、気がぶっ飛びそうになるくらいかっこよかった。
「なってみろよ」
あたしは13歳になったー