一番大切な人
☆第一章☆
奈菜と真美
プルルルル…
朝田真美は、大学二年生で一人暮らし。
レポート提出が間近で、夜更かしをして書いていた。
翌朝、眠い目をこすりながら携帯を手に取った。
『もしもし~?』
『寝てただろ?
レポート書き終えた?』
蔵内洋介。
初めての男友達になって、初めての彼氏。
『終わったよ~。朝から電話なんてどうしたの?』
『声が聞きたかったから。明日、学校でな?』
『うん、じゃぁね~』
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