一番大切な人


試合が上手くいかず、苛ついている洋介にある人が話しかけた。


『あれ、君、誰?』


気づいてくれたことに嬉しくて笑顔で答えた。


『前に一緒にお昼食べさせてもらった伊藤です!』


恥ずかしながら答えた。

『…伊藤さんっていうんだ。』


覚えてないので、適当に返事をした。


『バスケしてる洋介先輩もかっこいいですよ。』

『あ~、ありがとう。なんでここにいるの?』


『あたし、マネージャーですよ?』
< 73 / 145 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop