一番大切な人


夜ご飯も食べずに、朝まで一緒にいたのでお腹が鳴った。


グゥ~ッ


真美のお腹の音に、洋介が笑い転げた。


真美が拗ねて、一人で出かけようとした。


『俺も行くって!勝手に行くなよ。』

『いいよ。買ってくるから家で待ってて』


拗ねてる真美が可愛くて、真美のいじられた反応を見るのが大好きな洋介。


コンビニで、パンとおにぎりを買って、パンを二人で分けて食べた後、時間がないため、適当に学校の準備をして登校した。


真美は、気づいていなかった。


夜更かししてまで書いたレポートを机の上に置いたままということを。
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