一番大切な人


ピンポーン。


チャイム音を鳴らした。

裕太がいるはずの部屋からドアを開けたのは、奈菜だった。


『洋介?どうしたの?』

『ちょっと、二人に話があって入っていいか?』

『うん。どうぞ?』


裕太が風呂から出てきて、一つの机を囲んで座った。


少しの間があってから
洋介は話し始めた。


『今日、俺、風邪ひいて〇〇病院に行ったら真美に会った。』
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