初恋スクランブル
メールを開いてみると、そこには親友の結衣からで、内容は・・・。
明日、文芸部に私も行っていいかな?
思わぬ内容がメールに書かれていた。
結衣が文芸部に来る?
何かあったのかと思って私は結衣にメールを返した。
すると、すぐにメールが返ってきてただ、私の部活風景が見たいという返事だった。
私の部活風景を見たいって・・・今更見るほどでもないけど・・・。
多分、結衣としては少しでも瀬名君といたいんだろう。
だったら、そう言えばいいのに・・・。
そう思ってしまう私は本当に性格が歪んでいる。
もしかしたら、私も時雨の性格については言えないかもしれない。
頭の中に時雨を思い浮かべて私はまたイライラした。
あいつのことを考えるなんて時間の無駄よ!
私は結衣にいいよと了解のメールを入れて目を閉じた。
少し眠ればこのイライラも収まるかもしれない・・・そう思って。