明日また君に恋をする



だからってもてるわけでもないと思う。



私は自分が嫌い。私を捨てた母親に似ているから。



大嫌いな母親に。



「えー、つめたいなあナギサチャン。ちょっとだけ!」



まだいたのか・・・




「結構です。私あまり先輩とか変わってないですし、男の人と関わる気もないので。」



ヒソヒソ。



またか。女って本当に陰口が好き。



「何あの女。少し可愛いからって調子に乗りすぎじゃない?」



「本当。勘違い女って目障り。消えればいいのに」



クスクスッ



ばかみたい。私だって消えれるものなら消えたいわよ。



だけど。それができない。所詮私は弱いから。




Nagisa:Sideend
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