魅惑な彼女

そして運命の日曜日。

「ただいまー」

「あ、お兄ちゃんお帰り」

「未亜、もう来てんのか?」

玄関に自分以外の男物の靴があった。
きっとこんなのは父親は履かないであろうから未亜の『紹介したい人』なんだろう。

この日が待ち遠しくって仕方がなかった。

過去に未亜は辛い思いをしたから早く幸せになってもらいたかった。
未亜が幸せになるんだったら何でもいい。

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