魅惑な彼女

少女はふらふらと立ち上がり出入口に向かいます。
その人は彼女を押さえつけようと彼女の手を引っ張ります。
「お前に出来る事なら何でもするんだろ?」
その人はそう少女に言いました。
しかしその少女は空手を少しばかり習っていたので力のあるかぎり、その人に拳を入れました。
その人はうめき、その瞬間を狙って彼女は外へ飛び出しました。
太陽の光りが眩しい。
周りの人全員が信じられない。
少女は涙を流しながら歩き続けました。
しかしまだ眠気などは収まっておらずぐらり再び身体は倒れた。
道の真ん中で。
通る人々は少女が倒れた事に驚きかけよってくれる。救急車を呼んでくれているようだ。
触らないで
彼女は小さくそう呟いたがそれが人々の耳に届くはずもなかった。
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