魅惑な彼女

御幸は言葉に困った。

なぜ未亜ちゃんは俺にこんな話をしたんだろう。

「……それで俺になんて言って欲しいの?」

何となくそう聞いてみた。

「私も少女みたいに聞いてみます」

涙を吹いて未亜は言う。

「『私に出来る事なら何でもします。』」

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