魅惑な彼女

奏が家に帰るとリビングのソファーで未亜が寝ていた。
食卓には2人分の夕食。
多分奏の帰りを待ってくれたんだろう。

「おい未亜。みーあ」

「あ、かなちゃんお帰りぃ」

「そのかなちゃんって言うのそろそろ止めてくんない?」

苦笑混じりに未亜に言ってみる。
さすがにこの歳でかなちゃんは恥ずかしい。

「あ、わかった。すぐご飯用意するね」

そう言い未亜は台所へ入っていく。
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