魅惑な彼女

「もうすぐ野球部始まりますか?」

未亜にそう聞かれ御幸は時計を見る。
午後5時を過ぎる頃だ。

「あぁもう始まる」

そう答えると未亜は立ち上がりスカートについた砂をはらう。

「じゃあ私はそろそろ収まったと思うので部活に行きますね」

「頑張れよ」

「はい、ありがとうございます。御幸先輩も頑張ってください」

そう言って手を振り、未亜は校舎へと戻っていった。
< 50 / 150 >

この作品をシェア

pagetop