魅惑な彼女

「かなちゃん、そちらの方は?」

「あぁ、俺の親友である芹沢御幸だ」

別に親友だとは思っていなかったけど、一応奏を信頼している身なのでそこには触れなかった。

「初めまして、椎名未亜と申します。セリーヌ学院中等部の3年です」

「あ、芹沢御幸です。奏にはいつもお世話になっています」

鈴の鳴るような声が耳に心地よい。
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